よしまずは長所から・・・・・と思って手が止まった。僕って真面目な長所あるのだろうか。長所があるのだったら何かしら活躍して、少しは友達できるはずだ。まあ友達は関係ないのだが。それで僕は短所しか思いつかない。だから先に短所を書こうと思う。
僕の短所は大量にある。たとえば、集中力がない。とか、周りが見えないなどだ。いまはこの2つしか出していないが、実際にはあと百個ぐらいある。集中力がないせいで自分が痛い目にあったことは何度もある。課題が終わらなくて徹夜してやったり、自分だけ学校の課題が終わってなくて、怒られたり・・・いいことない。短所だから当たり前だが、いいことない。周りが見えなくて痛い目にあったこともある。人とぶつかってすごい睨まれたり、電車で乗り過ごしたとか・・・・・これもいいことない。でもこの2つで一番嫌だったのは、学校に行く途中で知らない男の人にぶつかって、「ぶつかるんじゃねえよボウズ」って言われて睨まれて、誤ってその場は離れたがそのせいで遅刻してしまい、授業に遅れてただでさえ終えるのが遅い課題なのに余計に遅く終わったということだ。こういうこと多いから忘れていたが、思い出したくなかった。
自分では長所が見つからないから、本で長所と短所について調べてみた。するとある一文で目が止まった。「大体は長所と短所というのは向かい合わせになっている。」これはみんな思っていることだというのは後で知ったことだが、それで考えてみると驚くほどの長所が見つかった。それはそうだ。短所があるぶん、長所があるのだったら短所がすごい量の僕は長所がすごい量あるということだ。よしと思って僕は調子良く書き始めた。
さて、僕が長所として見つけたのは、周りが見えないという短所の裏返しの長所だ。周りが見えないということは周りを気にせずでっかいことができるということだ。そう考えるとそれが生かされたのだなあという場面が一つ思い浮かんだ。それは運動会だ。運動会で僕は応援団長という大役をやって優勝した。これってでかいことなんじゃないかなと思う。さっきいいことないと書いたが、修正する。やっぱいいことあった!
書きながら気づいたことが4つある。1つ目が経験から、長所が見いだせるということだ。僕の場合は口より先に手が出てるから短所が見つかりやすいんじゃないだろうか。2つ目が長所から短所が見いだせるということだ。たとえばいつでも人と話せるという長所があったら、空気が読めないという短所にもつながるだろう。3つ目が長所にできない短所を見つけたということだ。短所で出てきた集中力がないということはどう考えても長所にできないような気がする。つまり集中力は鍛えるしかないということなのではないだろうか。そしてあとの一つは長所と短所が同じならそれは長所と短所、という名前ではなく個性、という名前に変わるのではないだろうか。
短所は長所で長所は短所この個性というものは人によって違う。個性は、短所として出るか、長所として出るかで違う。僕が思うに、個性っていうのは、タイミングが必要だと思う。孫子の兵法で、「鷲鳥の撃ちてきせつに至る者は節なり」という一節がある。簡単に言うと、勢いも必要だが、タイミングも必要だという意味である。たしかに勢いだけで行っても短所になるだけだ。僕はタイミングを図るのが苦手だだから短所ばっかに思えるのではないだろうか。次からタイミングを図って思いつきじゃない発言をしなきゃなあと思いながら、僕は友達に思いつきでギャグを言った。
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